関西では、1月9日の宵戎、1月10日の十日戎、1月11日の残り戎と三日間はえべっさんムードで盛り上がっています。
特に有名なえべっさんは、兵庫県の西宮戎と大阪の今宮戎です。
商売繁盛を願う参拝客でたいへん賑わいます。
こんなに商売している人がいるの??と思うくらい、関西人なら誰でもお祭り気分でお参りしたくなるえべっさんです。
一月は、お正月気分が抜け切らない内に、えべっさんが三日間もあり、次に成人式がありで、何だかおめでたい浮き足立った年始となります。
堺では、菅原神社の堺戎が有名で、出店も賑わい大勢の参拝者が訪れます。
目次
堺戎に行く時注意すること
私は今年、堺戎の十日戎にお参りしてきました。
混雑なのか行列なのかわからない状況の中で、お参りの順番待ちの列に並ぶこと50分。寒い中、トイレは簡易タイプの臨時トイレしか見当たらないし、途中で帰りたくなるほどの混乱ぶりでした。
「商売繁盛 笹持って来い♪」「商売繁盛 笹持って来い♪」と威勢良い福娘の声がスピーカーから聞こえてきて、臨場感迫りワクワクしながら待ち続けました。
ここで帰ったら、何しに来たのか、せっかくラッキーにも1台空いていたコインパーキングに車を駐車することができたし・・と踏ん張って本殿までたどり着きました。
周辺の駐車場は、軒並みに「満車」と赤いランプが付いていて、うろうろ捜し求めなければならない状況下で、1台、スッと出て行く車の前に通りがかり、運良く駐車できたのでした。
神社に続く道端には、コインパーキングに入れなかった車がたくさん縦列駐車してありました。
ことごとく駐車違反のステッカーが貼られてありました。
えべっさんの縁起物
長い行列をちびちび進んで、やっと本殿の前にたどり着き参拝した。
祈願希望の夫婦の前で、巫女さんが鈴を鳴らしながらご祈祷の舞いを舞っていました。孫たちは、興味深そうに見入っていました。
その後、縁起物の福飾りを買うのに、また大勢の客の後ろに並び順番が来るのを待ちました。
普通は、笹をもらい、好みの飾りを付けてもらうのですが、家に持って帰っても、適当な飾り方ができず、もてあますことになります。
そこで、最近は福飾りの置物を買っています。
福娘たちは、領収書は要りますか?と聞いていて、皆さん領収書をもらっていました。
中には、数万円の金額の人がいて、さすが商売人だな、経費で落とすのね、、という感想です。
一応、私も領収書を書いてもらいました。
戎祭「初穂料」としてとなっています。
笑顔の福娘たち
福娘たちは、さすが「福娘」に選ばれるだけあって、にこやかで笑顔が素敵な可愛らしい娘さんたちでした。
恐ろしく混雑していて順番待ちが長引いていても、決して慌てたり急いだりしません。
しっかりとトレーニングされているのがよく分かりました。
3000人余りの応募の中から40人ほどの採用だと聞いたことがあります。
かつては、福娘出身というと花嫁候補にブランド力が付いた時代がありました。
現在でも、好印象を受けることには違いありません。
10歳の孫娘に、18歳になったら応募できるから、今から笑顔美人になるようアドバイスした次第です。
おめでたい語句
恵比寿様は、七福神(恵比寿 大黒天 福禄寿 毘沙門天 布袋 寿老人 弁財天)の中の一人で、商いの福の神です。
福飾りには、恵比寿様のほか、縁起物の飾りがたくさん付けられていて、とても楽しく微笑ましい気分になれます。
あまりにもたくさんの飾りが付けられてあるので後ろの部分が見えません。
そこで分解して、どんな物が吊るしてあるのか調べてみました。
なんとたくさんのおめでたい四字熟語や言葉が使われていることでしょう!
全部ピックアップしてみました。
「福徳開運」「商売繁盛」「金千万両」「開運福袋」「福小判」「大願成就」「開運招福」「福あつめ」「先客万来」「家内安全」「御神影」「御神燈」「丁銀五百目」「百万両」「堺戎神社」「富貴堺十日戎」
合計16個ものハッピーワードが飾られていました。
縁起物というのは、見ているだけで気持ちが明るくなるものですね。
堺戎(菅原神社)へのアクセス
堺市堺区戎之町東2丁1-3
阪堺線、北花田駅下車 徒歩5分
まとめ
子どもの頃から親が商売をしていた関係で、えべっさんには毎年お参りしていました。
大人になってから遠のいていましたが、あの雰囲気は孫にも見せてあげたいと連れて行きました。
案の定、孫たちは福飾りに興味を示し、一つ一つのミニチュアを観察して遊んでいます。
非日常的な体験が思い出に残り、大人になったら次の世代にバトンタッチされていくのだと思います。
今年は、一家総出でお参りしたので、しっかりパワーを享受して、努力を重ねていこうと思いを新たにした次第です。
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